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 名古屋市のシンボル、名古屋城。市は天守の木造化を決め、5月にコンクリート製の現天守を閉鎖した。「寸分たがわぬ復元」をめざす市に、バリアフリーを求める人たちが異議を唱え、議論が続く。史跡復元は誰のためか。

 江戸時代に造られた名古屋城天守は1945年の空襲で焼失した。現天守は59年の再建。耐震強度不足が指摘され、市は当初、現天守を耐震補強する方針だった。

 だが2009年に就任した河村たかし市長は「都市として自慢できるものが欲しい」と木造復元を打ち出した。焼失前の天守は、戦前の実測調査、写真などの資料が豊富に残る。これらを根拠に「寸分たがわぬ復元ができる」と主張した。

 最大505億円の事業費は市債で賄い、入場料収入で全額返す方針だ。収支計画には疑問の声もあったが、市議会は17年3月、木造化の予算案を賛成多数で可決。河村氏は同4月の市長選でも「寸分たがわぬ本物復元」と天守木造化を公約し、慎重な姿勢を示す対立候補を大差で退け4選した。

 これで政治的に木造化の障壁はなくなった、ように見えた。

 そこへ浮上した課題が「エレベ…

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