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 ニュージーランドのアーダーン首相(37)が21日、女の子を産んだ。自身のフェイスブックで明らかにした。6週間、産休を取る間、ピーターズ副首相兼外相が首相代行を務める。

 1893年に世界で初めて女性に参政権が認められたニュージーランドでは、女性の社会参加が進んでおり、国内は祝福ムードであふれている。

 アーダーン氏はこの日、オークランドの自宅から近くの病院に入院し、出産した。女の子は3310グラムで、母子ともに健康という。

 出産前には、首相代行を置くのは外遊中もあることだとして、産休との違いは「期間が長いことだけ」と説明していた。産休中も重要な問題はピーターズ氏と相談するとしている。テレビの釣り番組の司会者で、パートナーのクラーク・ゲイフォードさんが育児を手伝うという。

 アーダーン氏は、ニュージーランドで3人目の女性首相。議会(一院制、120人)では、4割以上の49人を女性議員が占める。政界からは、与野党を問わず祝福の言葉が相次いだ。2人目の女性首相だったクラーク元首相は「二人は性の平等のロールモデルだ。私たち全員(国民)にとっても誇らしい日になった。これが21世紀のニュージーランドだ」とツイートした。

 現役の首脳が出産した例としては、1990年、当時のパキスタンのブット首相がある。(シドニー=小暮哲夫)