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 県と和歌山市が誘致を進めているカジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐり、仁坂吉伸知事は21日、開会中の県議会で「IRを扱う権限は市ではなく、県にある。(ギャンブル依存症対策を)きちんと形にして、これなら大丈夫でしょうと市に理解してもらえるようにしたい」と述べた。

 カジノについては、日本人の入場を認めるかをめぐり、立地自治体の和歌山市と県とで立場が異なっている。県は、ギャンブル依存症対策が実現可能になれば日本人の入場を認める方針だが、尾花正啓市長は、外国人専用とする方針を変えていない。

 この日の一般質問で、共産党の奥村規子県議が「外国人専用としている立地自治体の意見は重いと考えるがいかがか」と質問。これに対し、仁坂知事は、依存症対策が万全なら外国人専用である理由はないとする考えを改めて述べた上で、「すべての権限は県にある」と答えた。ただ、「(市長が)市民の安全を守ろうとして心配しておられるのはごもっとも」とし、「市に理解してもらえるようにしたい」と市への配慮を見せた。(土井恵里奈)