拡大する写真・図版 ペニー・パターソン博士と触れ合うココ。写真は21日、「ゴリラ基金」が提供した=AFP時事

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 手話で千以上の単語を伝えられるゴリラとして知られていたメスのニシローランドゴリラ「ココ」が19日、飼育されていた米カリフォルニア州の研究施設で死んだ。46歳だった。

 ココを飼育していた「ゴリラ基金」が20日、ホームページで明らかにした。眠っている間に息を引き取ったという。

 同基金などによると、ココは1971年にサンフランシスコ動物園で生まれ、翌年から基金創設者のペニー・パターソン博士に手話を教わった。

 米国のテレビ番組や雑誌で取り上げられ、2004年には手話で歯の痛みを訴えて抜歯手術を受けたことが話題に。研究者が痛みの程度を示す1から10までの表を見せたところ、激しい痛みを意味する9や10を指したという。

 基金は声明で「異なる生物種間のコミュニケーションと共感の『偶像』として、多くの人々に影響を与えた」と悼んだ。(佐藤達弥)