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 ハイボール人気が続くなか、キリンビールやアサヒビールが新商品や新たな飲み方を打ち出している。ブームの火付け役となったサントリースピリッツが圧倒的なシェアをもつ市場に風穴を開けようという狙いだ。

 キリンビールはハイボール缶「ホワイトホース ハイボール」(350ミリリットル缶、参考価格は税別178円)を7月10日から売り出す。2012年にハイボール缶から撤退したが、市場拡大を踏まえて再参入する。本場スコットランドの輸入ウイスキーのみを使い、本格的な香りをアピールする。

 洋酒の販売促進を手がけるキリン・ディアジオの西海枝(さいかち)毅社長は「市場にあるハイボール缶には『人工的な感じ』という不満の声があった。香りの良さを味わってほしい」と話した。

 国税庁の調べでは、ウイスキーの課税移出数量は、09年から2倍に拡大している。炭酸で割るハイボールはサントリーが08年にブームの口火を切り、同社によるとハイボール缶市場は、「角ハイボール缶」などサントリーのハイボール缶が9割を占めており、「1強」状態が続く。

 アサヒビールは、国産ウイスキーの「ブラックニッカ」にハーブやスパイス、フルーツを漬け込み、オリジナルのジョッキで飲む「ジャーハイ」という新たな飲み方を提案する。

 甘さを抑えたすっきりした飲み口で、「食中酒」として浸透を図る。21日から東京・六本木ヒルズに「ブラックニッカ ジャーハイBAR」を7月8日までの期間限定でオープンしている。「ジャーハイ」は、最初の1年間で全国で1千店の飲食店への拡大を狙う。(長橋亮文)