倒壊ブロック塀、法定点検でも違反見逃す 過去に2回

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 大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震で、大阪府高槻市の寿栄(じゅえい)小学校のブロック塀が倒れ、4年生の女児(9)が亡くなった事故で、市教育委員会は22日午後会見し、2014年と17年の過去2回の法定点検で、市教委から委託を受けた専門業者が、倒壊したブロック塀が建築基準法に違反する建築物であることを指摘せず、見逃していたと明らかにした。

 法定点検は3年に1回実施。市教委によると、点検項目には「塀」の欄があり、倒壊したブロック塀も含まれていた。しかし、14年に点検した業者はこの塀をそもそも点検していなかったといい、17年の業者は目視で点検したが、特に指摘しなかったという。

 建築基準法施行令では高さ1・2メートルを超す場合、補強のための「控え壁」が必要だとしているが、倒壊したブロック塀は要件を満たしていなかった。しかし、両業者とも市教委に指摘しなかったという。

 市は事故後に、違法建築物であると認めている。