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 山梨県北杜市長坂町富岡の市オオムラサキセンターで、国蝶(ちょう)オオムラサキの羽化がたけなわだ。雄は鮮やかな青い羽を伸ばし、ネット張りの広い生態観察施設の中を飛び回っている。

 蝶のお目当てはクヌギの樹液や腐った果物。樹液が出る場所は限られていて、約20匹が押しくらまんじゅう。カブトムシやクワガタムシも姿を見せてにぎやかだ。遠足で訪れた市内の白州小3年、高木風佳さんは「すごくきれいで、大きい」と驚き、佐藤瑚麻さんは「黄色のぼつぼつ模様がすてき」とじっと見つめた。

 センター職員の冨樫和孝さん(26)によると、観察施設には葉を幼虫が食べるエノキの木が約50本植えられ、自然に近い状態で飼育。蝶が最も多く見られるのは7月上旬という。「晴れた午前中にはサナギから羽化する様子が見られますよ」。問い合わせはセンター(0551・32・6648)へ。(河合博司)