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 2014年に顧客資産の仮想通貨ビットコインが消失したとして破綻(はたん)し、破産手続き中だった交換業者「マウント・ゴックス」(東京)が22日、東京地裁から民事再生手続きの開始決定を受けた。同社に残された仮想通貨ビットコインは、破綻後に価格が急騰。債権者は、現金で配当する破産手続きではなく、コインでも配当できる民事再生手続きを求めており、今回の決定を歓迎している。

 マウント・ゴックスが保有していたビットコインは、破綻当時のレートでは約120億円分だった。しかし相場急騰で価値が上がり、昨年末には2千億円超にのぼるとされた。債権者の一部は昨年11月、東京地裁にビットコインによる配当が可能になる民事再生手続きの開始を求めていた。

 マウント・ゴックスは顧客資産の仮想通貨465億円分が消失する事件を起こし、同社の処理は曲折を経て債権者が現金でしか配当を受け取れない破産手続きで進行していた。(榊原謙)