[PR]

(22日、ブラジル2―0コスタリカ サッカー・ワールドカップ)

 ブラジルが後半追加時間、ようやくコスタリカの堅い守備をこじ開けた。

 後半46分、DFマルセロの左クロスを仲間が折り返す。走り込んだMFコウチーニョが蹴り込み、待望の先取点をもぎとった。さらに、後半52分にはMFドウグラスコスタのクロスにFWネイマールがあわせて追加点。ようやくエースにも得点が生まれ、ブラジルが今大会初勝利を飾った。

 前回ワールドカップ(W杯)で8強に進んだコスタリカの堅守は健在で、ブラジルは序盤から苦しめられた。ネイマールさえ抑えれば何とかなると言わんばかりに、2人以上のマークがはりつき、時には反則ぎりぎりのプレーもいとわなかった。

 最終ラインに5人を並べ、コンパクトに守る。ネイマールが左サイドで1人かわしても、その後ろにカバーの選手がいるのですぐつかまる。後半33分にはネイマールが倒れ、いったんはPKの判定となったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によって覆る場面も。守備の厳しさに、ネイマールは審判に何度も抗議し、後半36分に警告を受けるほどいらだちを隠せなかった。

 「後半は美しいプレーができた」とブラジルのチチ監督。ただ、過去の通算成績が9勝1敗と、ブラジルが圧倒的に有利な相手に大苦戦したことは紛れもない事実だ。(河野正樹