原油価格が大幅上昇、1カ月ぶりの高値 OPEC方針で

米ケンタッキー州=江渕崇
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 22日のニューヨーク商業取引所で、原油価格の指標となる「米国産WTI原油」の先物価格が大幅に上昇し、前日比3・04ドル(4・6%)高い1バレル=68・58ドルで取引を終えた。約1カ月ぶりの高値水準となった。

 中東などの産油国でつくる石油輸出国機構OPEC)は22日、昨年から続けてきた協調減産を緩和する方針を打ち出した。ただ、増産ペースは緩やかにとどまるとみられ、市場では在庫がだぶつくことへの懸念が薄らいだ。

 原油価格の上昇を受け、22日のニューヨーク株式市場ではエクソンモービルなどエネルギー株が大きく買われ、大企業でつくるダウ工業株平均が9営業日ぶりに反発した。終値は前日比119・19ドル(0・49%)高い2万4580・89ドルだった。貿易摩擦への懸念から前日まで8日続落しており、割安感から買い戻す動きも出た。ダウ平均が9日続落していれば、40年ぶりとなるところだった。

 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック市場の総合指数は続落し、同20・13ポイント(0・26%)低い7692・82で終えた。(米ケンタッキー州=江渕崇