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 2020年度のデビューをめざす東海道新幹線の新型車両「N700S」の試験車が23日、東京―新大阪全線での走行試験を始めた。3月から主に静岡以西で試験を続けてきた。

 初日は、全線を2往復して加速やブレーキなど基本性能をチェックする。品川区内の車両基地を出たN700Sは、午前10時過ぎに東京駅15番線ホームに入線。約15分後に新大阪に向かって出発した。口コミで走行試験のスケジュールを知ったという会社員の加藤瑠輝乃さん(23)は「久しぶりの新型車両なので期待している」と話し、しきりにカメラを向けていた。

 N700Sは、東海道新幹線にとって13年ぶりのフルモデルチェンジ車両。床下機器を小型軽量化し、現行の主力車両「N700A」より消費電力を7%減らした。リチウムイオン電池を搭載し、地震で停電した場合でも安全な場所まで自走できるほか、全席にコンセントを備えている。(細沢礼輝)