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 大阪府北部を中心とする最大震度6弱の地震から6日目、被災地は初めての週末を迎えた。23日、自治体が設けたボランティアの受付には、全国の人たちが列を作った。被災者が期待するのは主にブルーシート張りや家具の片付けで、職人や大学生らが活躍している。一方でモノレールが再開するなど、日常生活も取り戻しつつある。

 23日午前9時に受け付けを始めた大阪府高槻市の災害ボランティアセンターには、九州などから来た約50人が並んだ。市内の会社員の女性(50)は「仕事が休みなので来た。同じ街に住む人たちのため、何でもやりたい」。センターでは、支援を依頼する被災者からの電話が鳴り響いた。

 昼前からは、雨も降り始めた。住民からは「地震で壊れた屋根などを覆うブルーシートを張ってほしい」という要請が圧倒的に多いという。危険な作業を伴うため、被災地では別の被災地で経験を積んだ専門技術を持つ人が活躍している。

 22日、大阪府茨木市中津町の2階建て住宅。瓦が落ちた屋根の上で、ボランティアがブルーシートを張った。慎重にシートを広げ、ロープで固定していく。住民の女性(62)は「19日の雨で、玄関の天井が雨漏りした。週末の雨が心配だったので、ありがたい」と笑顔を見せた。

 作業したのは、熊本県のボランティア団体「ロハス南阿蘇たすけあい」のメンバーら約10人。瓦職人もいた。代表理事の井出順二さん(45)=同県南阿蘇村=は熊本地震や東日本大震災の被災地でシート張りを経験した。「あくまでも応急処置で、業者にしっかり修理してもらうことが必要」と話す。

 茨木市には、瓦職人など専門知識を持った井出さんのチームなどボランティア約30人が全国から集まり、チームごとに作業している。高槻市の災害ボランティアセンターにもブルーシート張りの依頼が相次ぎ、21、22両日だけで142件あった。

 屋根修繕会社「日本ステンレス工業」(山梨県大月市)と、渡辺豊博・都留文科大特任教授らが昨年立ち上げた一般社団法人「災害復旧職人派遣協会」は、職人ら延べ120人を高槻市などに順次派遣し、25日から活動を始める。

 同社は、東日本大震災や熊本地震でも職人を派遣。シートが外れることがないよう数枚を重ね、板で固定する独自の技術があるという。高槻市を中心に2週間ほど滞在し、100~150軒回る。渡辺さんは「屋根だけでも修繕し、雨漏りを防げば、安心して暮らせる。高齢者や障害者の家を優先して回りたい」と意気込む。

■大学生「困っている人、助けた…

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