福井)まちなか交流館がオープン

菱山出
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 福井県高浜町三明(さんめい)の旧丹後街道・中町商店街に面した明治時代の古い空き家が改修され、だれでも自由に出入りできる拠点「高浜まちなか交流館」として生まれ変わった。23日には内覧会を兼ねたオープニングイベントがあり、地元の人らでにぎわった。

 かつては和菓子屋「塩屋」として親しまれていた木造2階建て、延べ床面積約280平方メートルの建物は、約8年前に空き家となり、町が2012年度に買い取った。昨年10月から地元の大工が改修し、高浜の魅力発信やイベント開催の施設となった。総事業費約3300万円は町が負担した。

 1階はサロンや畳コーナー、キッチンなどがあり、喫茶店がテナントとして入る予定があるという。蔵は打ち合わせや作品展などで利用できる。2階は和室やキッチン、風呂、トイレがあり、定住希望者や大学の合宿を想定したゲストハウスとして運営する予定だ。

 6歳の長女と訪れた林茉奈美さん(28)は「お年寄りも子どもも気軽に立ち寄れるので、にぎわいが戻るきっかけになるとうれしい。子どもの見守り機能にも期待します」と話した。(菱山出)

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