パキスタン武装勢力が新指導者 ムチ打ち刑用いる厳格派

イスラマバード=乗京真知
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 パキスタンイスラム武装勢力「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」の報道担当者は23日、朝日新聞の取材に対し、米無人機の爆撃で死亡した最高指導者マウラナ・ファズルラ幹部の後継に、ムフティ・ヌル・ワリ・メスード幹部を選出したと明らかにした。

 TTPによると、ムフティ幹部は北西部の南ワジリスタン地区出身の39歳。中枢幹部の一人として戦闘を指揮する傍ら、宗教家としてイスラム法の厳格運用を求めてきた。支配地域では裁判官として牛の尻尾を使ったムチ打ち刑を実施してきたという。22日までに開かれたTTP幹部会議で新しい指導者に選ばれた。

 一方、2012年のマララ・ユスフザイさん銃撃事件の首謀者として知られたファズルラ幹部は、13日深夜、潜伏先の隣国アフガニスタン東部を車で移動していたところ、米無人機の爆撃を受けて死亡した。(イスラマバード=乗京真知