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(23日、ベルギー5―2チュニジア サッカー・ワールドカップ)

 ベルギーの最前線に立つルカクが2得点、初戦から4点を積み上げた。

 190センチの長身に厚い胸板。大型FWであるが、身体能力だけで勝負しているわけではない。この日示したのは、細かい技術や繊細なポジショニングだ。

 前半16分、メルテンスから始まった速攻に反応した。ゴールに直線的に走り出したが、パスを受ける直前に出し手から離れるように膨らんだ。巧みな位置取りで、パスを受けてシュートまで持ち込むスペースを作り出した。シュートはDFの足の間を抜き、ゴール右隅へ。落ち着いていた。

 2点目も気が利いていた。タイミングを計って飛び出し、オフサイドぎりぎりで抜け出した。スルーパスを受け、飛び出したGKをかわして浮かす技ありのゴールだ。

 16歳でベルギーリーグの得点王になったルカクも25歳。4年前のブラジル大会では足を振り回して強いシュートを打つだけのイメージだったが、点取り屋として引き出しを増やした。

 23日終了時点で、4得点はポルトガルのロナルドと並び大会通算トップ。マルティネス監督はルカクについて、「とても鋭く、いいポジションを取り、自信に満ちて、極めて冷静だ」と評価した。2連勝したために、第3戦で主力を休ませる考えも示した。(潮智史