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 この夏で100回を迎える全国高校野球選手権大会を記念し、24日に千葉市の幕張メッセで開かれた「野球応援コンサートEXPO」(実行委員会主催、朝日新聞社共催)。全国各地の吹奏楽と野球の名門6校が出演し、県勢では拓大紅陵(千葉県木更津市)と市立習志野(同県習志野市)が、自慢のオリジナル曲などを披露した。

 コンサートは、拓大紅陵と習志野による「大会行進曲」の演奏で幕を開けた。

 最初にステージに上がったのは拓大紅陵だ。同校は春夏を合わせて9回甲子園に出場。吹奏楽部は、マーチング部門で東関東大会の常連校として知られる。

 この日は、吹奏楽部顧問の吹田正人教諭が作曲したオリジナル曲の中から約20曲をメドレー形式で披露。このうち「チャンス紅陵」は、県内の多くの学校が応援に取り入れている定番曲だ。会場では、ヤクルトスワローズなどでプレーした同校OBの飯田哲也さんが「『チャンス』はなじみの曲で、当時のプレーを思い出します。100回大会の甲子園でぜひ聞きたいです」と、ビデオメッセージで後輩にエールを送った。

 もう一つの定番曲「燃えろ紅陵」は、準優勝した第74回大会(1992年)の準々決勝で、池田(徳島)に9回で逆転した場面で演奏していた。池田のライバル徳島商などが演奏するようになり広まった。

 一方、習志野も華々しい実績を誇る。春夏合わせて甲子園に11回出場し、うち第49回大会(67年)と第57回大会(75年)で優勝。吹奏楽部は、全日本吹奏楽コンクール出場31回と全国屈指の名門だ。千葉大会では200人を超す全部員で初戦から球場に駆け付け、代名詞の「美爆音」を響かせている。

 オリジナル曲「レッツゴー習志野」は第57回大会を前に当時の部員が作曲。昨年の千葉大会4回戦の拓大紅陵戦では9回で同点に追いついた場面で繰り返し演奏され、チームを勢いづけた。

 コンサートでは「レッツゴー」を含め「ベンハー」「サウスポー」など8曲を演奏。阪神タイガースで活躍した同校OBの掛布雅之さんはメッセージで「習志野の音は選手を後押ししてくれる」と振り返った。

 演奏後、拓大紅陵吹奏楽部部長の相原美咲さん(3年)は「会場が一体になるのを感じた」。習志野吹奏楽部部長の斎藤俊太さん(3年)は「各校の演奏への思いの強さを感じました」と話していた。(長屋護)

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