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 栃木県さくら市のJR氏家駅前にある市の交流拠点「さくらテラス」で、市指定文化財の彫刻屋台が展示されている。8月31日まで。

 この屋台は1856(安政3)から5年がかりで作られた「上阿久津上町の白木地彫刻屋台」。竜や唐獅子、花鳥などの彫刻が多彩な技法で施されている。高さは4・25メートル。市内の上阿久津が鬼怒川水運で栄えた時代に、一流の彫り師を招いて作ったものだ。秋祭りの花形だが、地域の事情で引き回しができるのは数年に1度になっているという。

 屋台の地元に住む吉成祥恵さん(39)は「子どもの頃から何度も見てきましたが、改めて近くで見るとやはり素晴らしい宝物です。守っていかなきゃいけないですね」と話した。

 展示は午前9時~午後6時、月曜休館。隣接する広場では、日曜日などにおはやしの演奏も披露されている。(古沢範英)