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(24日、日本2―2セネガル サッカー・ワールドカップ)

 中盤を最後まで仕切った。左腕に緑色の腕章。なにより、長谷部はチームを最後まで落ち着かせた。

 柴崎を攻撃に出ていかせるために、まずは守りに神経を配った。スピードに乗って出てくるセネガル選手と1対1の場面が続いた。後半には出血をして、一時、ピッチを離れる場面もあった。

 もうひとつは、攻撃に回った時の冷静な配球だ。ときに最終ラインに下がって、攻め急がず、パスを左右に散らした。チームを動かした。

 戦う姿勢と落ち着き。前日に話していたのは、「自信と冷静さのバランスが大切だ」。まさにそれを90分を通して体現した。

 主将として3大会連続のW杯だ。目立ちはしないが、いなくては困る選手。抜群の存在感だった。(潮智史