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(24日、日本2―2セネガル サッカー・ワールドカップ)

 両サイドを大きく使い、次々と選手がペナルティーエリアになだれ込む。体格に優れ、思い切り良くシュートを放つセネガルの攻撃は迫力満点。試合序盤から日本に重圧を与え続けた。

 前半11分のFWマネの先取点はその典型例だ。

 DFワゲの右クロスを原口が頭でクリアしたが、中途半端に。ゴールラインへ出す手もあったが、「CKが怖いから」と後方へ流そうとした。だが、「滑って小さめになってしまった。僕のミス」。相手の迫力に屈した。クリアを拾ったDFサバリのシュートもGK川島がはじききれず、マネが押し込んだ。後半26分の2点目は左サイドを崩し、逆サイドを走り込んだワゲが仕留めた。

 セネガルのワールドカップ(W杯)出場は2002年日韓大会以来。8強入りして台風の目となった02年のチームは、主力のマネにとっても「子どもの頃で代表にあこがれをもったきっかけだった」という。選手全員にW杯の出場経験はないが、臆する様子はない。1次リーグ突破に一歩近づいたマネは静かに語った。「勝利の道は見えていたはずなのにたどれなかった。次の大事な試合で結果を出したい」(河野正樹