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 名古屋市守山区の病院で鑑定留置中だった男(57)が脱走した事件で、男が滞在していた個室の窓は、強い力を加えると勢いで大きく開く状態だったことが、愛知県警への取材でわかった。県警は25日、男を逃走の疑いで書類送検した。

 男は、住所不定の無職小倉泰裕容疑者。県警によると、送検容疑は5月22日、国立病院機構東尾張病院から逃走したというもの。2月に現住建造物等放火容疑で逮捕され、刑事責任能力を調べるため鑑定留置中だった。「両親の墓参りのために逃走した」と話し、容疑を認めているという。

 県警によると、個室の窓は横開き。逃走防止のため、約10センチしか開かないようにするストッパーが取り付けられ、10センチ以上開くと警報音が鳴る仕組みだった。小倉容疑者はこの窓を10センチ以上こじ開け、警報音が鳴るなか脱出し、敷地外に逃走していた。

 県警は、逃走から約22時間後の翌23日夜、名古屋市緑区の家電量販店で小倉容疑者の身柄を確保。同容疑者は鑑定留置を終え、今月15日、現住建造物等放火未遂の罪で起訴された。