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 米ニューヨークで24日、性的マイノリティー(LGBTなど)の権利擁護などを訴える毎年恒例のパレードがあった。

 ありのままの自分に誇りを持つという意味でプライド(誇り)パレードと呼ばれる。参加者は「(再び)見えない存在になることを拒む」「(生まれた時の体と心の性別が一致しない)トランスジェンダーの息子を愛している」などのプラカードを掲げ、五番街を歩いた。

 服飾販売員ジャック・ゴーサッチさん(20)は「半世紀前から多くの人が闘って私たちの権利を獲得してきた。『一歩も後退させない』との決意を示すために参加している」と話した。

 11月の中間選挙を控えた今、心配なのは、トランプ政権や共和党主導の連邦議会が宗教右派の支持を固めようと、性的少数者の権利を制限する動きに出ることだという。政権は3月、トランスジェンダーの人々の米軍入隊を大幅に制限することを決めた。

 沿道で虹色の旗を振っていたメリーリー・スミスさん(78)は、大勢の子が親から引き離される事態を招いている不法移民政策を、セッションズ司法長官が聖書の言葉で正当化したことに懸念を深める。「私もキリスト教徒だが、あのような聖書の利用には反対だ。気をつけないと、いつどんな理屈で性的少数者の暮らしが脅かされるかも分からない」と話した。

 1969年6月に警察官がニューヨークのゲイバー「ストーンウォール・イン」に押し入り、居合わせた客が抵抗したことを記念し、毎年6月に各地で性的少数者のためのイベントが開かれている。(ニューヨーク=金成隆一)

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