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「潜伏キリシタン」世界遺産に登録決定

 ローマ・カトリック教会で、法王に次ぐ地位の枢機卿に就任したばかりの前田万葉(まんよう)・大阪大司教(69)は「信仰がどれだけ大切なものだったのか、大きなメッセージが込められている」と歓迎する。

 先祖は構成資産になっている長崎・五島列島の久賀(ひさか)島の潜伏キリシタン。曽祖父は禁教令が解ける直前の明治時代初頭に信仰を捨てるよう迫害を受け、まだ少女だった曽祖父の妹3人は獄中で殉教した。親族が殉教した島の教会で神父を務めた経験もある。前田さんは、潜伏キリシタンの歴史から「命の大切さや信教の自由といった人権の問題、許し合いの大切さを分かってもらえる」という。「単なる遺産なのではなく、本当の平和というものは互いに尊重し合って生きていくことだという、深くて広い、大きいものが含まれている」

 先祖には「キリシタンを迫害した側」の家系もある。弾圧を受けながらも信仰を守り抜いた人たちだけでなく、「踏み絵を踏んだ方にもいろんな理由があった」とも思う。潜伏キリシタンの歴史は「許し合うこと」「償うこと」を伝えるものだと考える。「どんな苦しみの中にも生きていくという、与えられた命に対する生き様」を指し示すものだと前田さんは言う。

 長崎・平戸の教会の神父だった…

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