三沢敦
2018年6月29日17時37分
山口県下松市にも「人面くん」がいるらしいよ――。ある日、そんな情報が記者に届いた。この春、お隣の光市で人間の面構えをした珍種のコイを発見し、「人面くん」と勝手に名付けた「実績」があるためだ。探し歩くこと2時間、市役所の裏を流れる川に、彼は悠然と姿を見せた。
25日の夕方。記者はカメラを携え、切戸川沿いの小道を歩いていた。仕事を終え、家路を急ぐ人たちがけげんそうにこちらをうかがう。が、「極秘取材」だ。気取られたくはない。
調査を開始したのはその1時間半ほど前。切戸川河川公園付近にいるらしいと聞いていたものの、どこか分からない。市民体育館近くを探したが、影はおろか、1匹のコイも見つからなかった。
市の広報広聴係に電話して、「切戸川にコイがいる場所はあるか」と問い合わせた。すると、それより上流の、市役所の裏手から国道188号にかけての辺りにたくさんいるという。ただ、人面魚の存在は知らないようだった。
移動して一帯を歩いてみる。川幅は30メートルほど。その中央をオレンジ色のコイが泳いでいた。「こいつかな」。望遠レンズを向けて確認した。ごく普通の顔立ちだった。
左岸の岸辺にも数匹の白い魚体を発見。雑草に隠れてよく見えない。ちらりちらりと見える顔を撮ってデジタル画像を拡大する。残念。人面じゃない。
夕闇が迫る。むなしさも募る。…
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