記録的不漁、絶滅危惧種 それでもウナギを食べますか?
長野剛
土用の丑(うし)の日が近づき、ウナギのかば焼きが恋しい季節です。が、近年、養殖用の稚魚、シラスウナギは記録的な不漁で、半世紀前の約10分の1にまで減少。取りすぎによる資源枯渇が心配されています。そもそもニホンウナギは絶滅危惧種。おいしく食べ続けるために、私たち消費者にできることは?
取れた稚魚 たった3匹
「この冬は不漁すぎて、シラスウナギをヤミに流す人もいなかった」
鹿児島県のある漁協組合長はそう語りました。
昨年から今年にかけての漁期…