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 ポンペオ米国務長官は米CNNが24日に行った電話インタビューで、朝鮮半島の非核化に向けた北朝鮮との交渉に関し、「行程表を付けるつもりはない」と語り、北朝鮮に具体的な期限を求めない可能性を示唆した。交渉を担うポンペオ氏はこれまで、トランプ大統領の現任期の2021年1月までに非核化を大きく前進させたい意向を示していたが、今回の発言はトーンを後退させたことになる。

 ポンペオ氏はインタビューで非核化の交渉について「2カ月とか6カ月とか、(非核化の)行程表を付けるつもりはない。両国の指導者がやると決めたことを達成できるかどうかを見極めるよう、早急に前進させることを約束する」と述べた。繰り返し、北朝鮮が本気で非核化に取り組もうとしているかを検証しているとも強調した。

 シンガポールで12日に開かれた米朝首脳会談では朝鮮半島の「完全な非核化」で合意したが、具体的な措置や期限などは両国間の高官協議で詰めることになっている。米側の代表を務めるポンペオ氏は18日に「そう遠くないうちに戻る」と述べ、自身3度目となる訪朝を近く行う可能性を示唆している。

 ポンペオ氏は同会談の直後、記者団に「北朝鮮による『大規模な非核化』を2年半で実現できると希望している」と発言。トランプ氏の任期を念頭に、非核化の期限に触れていた。

 一方、米国防総省高官は24日、非核化の「具体的な要求と履行時期を北朝鮮に示す」と記者団に述べていた。同省のホワイト報道官は25日、ツイッターで「国防総省は、具体的な行程表がなくとも、北朝鮮との間で進んでいる外交プロセスを支援する」と述べ、事実上、同省高官の言葉を修正してポンペオ氏の意向に合わせた。(ワシントン=土佐茂生)

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