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 大学や企業の研究室に属さず、自宅でバイオテクノロジーの実験を繰り返す「バイオハッキング」や「DIYバイオ」と呼ばれる活動が、米国で話題になっている。遺伝子を改変するゲノム編集を手軽にできるようになったことなどが背景にある。だが、自分の体を実験台にする「過激」なケースも登場。規制は後追いになっている。

 「そろそろやった方がいい?」。そう切り出すと米国人男性が注射器を左腕に突き刺した。中には筋肉の成長を邪魔する遺伝子「ミオスタチン」を切断する人工の酵素。筋肉の成長を目指した。昨年10月、カリフォルニア州オークランドのジョサイア・ザイナーさん(37)が行った「世界初のゲノム編集の人体実験」はネットで中継された。「ゲノム編集が誰にでも簡単にできることを知らせたかった」と語った。

 米航空宇宙局(NASA)でゲノム編集を使う研究に携わったが、予算削減と官僚主義に嫌気がさしたといい、2016年に辞めた。実験器具や材料を販売するかたわら、「科学を実験室や大学から取り戻す」とゲノム編集技術を教える。

 ネット中継は波紋を呼んだ。まねして有効性や安全性が確認できていない遺伝子治療をネット中継する人も登場。米食品医薬品局(FDA)は昨年11月「自己投与目的の遺伝子治療製品や、DIY治療キットの販売は法に反する。FDAは安全性を懸念している」との声明を発表した。

 ただ、実験に使う化学薬品や酵…

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