誰も見たことない「古墳落語」発掘へ 7月に落語会

[PR]

 「古墳落語」。演じ手がいなくなり、いつの間にか消えてしまった噺(はなし)を、桂米朝はこう呼んだという。そんな歴史に埋もれた演目をもう一度掘り起こし、“復活”させる試みの落語会「発掘カイシ!」が7月12日、大阪市北区天満天神繁昌亭で開かれる。

 発掘に取り組むのは落語作家・小佐田定雄と落語家・桂かい枝(し)。昨年5月からこれまで4回、明治時代のネタ番付に残る題名などから新たに恋愛ものや怪談を作り上げ、披露してきた。

 今回は5回シリーズの最終回。江戸後期に桂文来(ぶんらい)が演じたとされる「七福神富貴蔵入(ふうきのくらいり)」を、興行ビラに記されたタイトルを手がかりに、七福神にちなんだ人物や泥棒が登場する白浪(しらなみ、盗賊)ものに仕立てた。

 「たぶんこんな噺やったんやないかという思いが半分、絶対こんなんやなかったという思いが半分。誰も見たことがないから」と小佐田。「タイトルは古めかしいけど、今の人の感覚に合った噺にした」といい、ハメモノ(お囃子〈はやし〉)も入れて上方らしさも演出する。かい枝は「いろんな噺家にやってもらい、息長く将来に残るよう、しっかり演じたい」と語る。

 午後7時開演。一般2500円(当日3千円)、学生2千円(当日2500円)。オフィスビギニング(078・452・6814)。