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 郵便ポストの歴史と全国のご当地ポストを写真で紹介する企画展が、愛知県の江南市歴史民俗資料館で開かれている。愛知県犬山市に住む元郵便局長の鎌田良隆さん(70)が各地で撮った写真72点を提供した。31日まで。

 日本で初めてのポストとなる「書状集箱」は、1871(明治4)年に誕生。脚付き台に四角い木製箱を載せたもので、東京、京都、大阪と東海道の宿場に設置された。写真は、三重県伊勢市で使われているレプリカを撮影。明治後期に登場した丸型ポストや、昭和から平成の角型ポストの写真も並べ、特徴を解説している。

 ご当地ポストの写真は全国津々浦々の60点。宮城県大崎市の鳴子こけしをかたどったポストや、騎馬姿の上杉謙信像が載った新潟県上越市のポストなど、郷土色豊かなものが多い。

 鎌田さんは旧郵政省職員で、愛知県の扶桑町や知多市などで郵便局長を務めた。2001年、旅先の青森県でリンゴのオブジェが飾られたポストが雪景色に溶け込む様子を見て感動した。それ以来、全国で、ご当地ポストの撮影を続けており、すでに47都道府県を一巡したという。

 「古いポストや、ご当地ポストは、ふるさとが感じられる。電子メールの時代ですが、手紙やはがきを出してもらいたい」と鎌田さん。各地の風景入りの消印も併せて展示している。

 入場無料。問い合わせは江南市歴史民俗資料館(0587・55・2391)へ。(荻野好弘)