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 名古屋市の河村たかし市長は26日、犬や猫を多数飼う人に届け出を義務づける制度をつくる方針を示した。増え過ぎて所有者の手に負えなくなる「多頭飼育崩壊」を防ぐのが狙い。早ければ2019年度にも、動物の愛護や管理に関する条例を改正する。

 河村市長はこの日の市議会本会議で、松井良憲氏(自民)の質問に対し「平成の『生類憐(あわ)れみの令』だ。なるべく早く取り組む」と述べた。届け出を怠ったり、劣悪な環境で飼育を続けたりした場合は罰則を盛り込む方針だ。市によると、全国の政令指定市では新潟市や札幌市などに同様の制度があり、届け出の基準を「合わせて10匹以上」としている。

 名古屋市では今月11日、北区の市営住宅の一室で40匹を超える猫を飼っていた女性が強制退去処分になった。猫は市動物愛護センター(千種区)に保護され、河村市長は殺処分しないよう指示していた。(関謙次)