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 大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震では、小学生の女子が学校のブロック塀の下敷きになって亡くなった。地震後、防災の専門家がどんな塀や壁が危険なのかを紹介した子ども向けのイラストを作成。SNSで公開したところ、学校関係者らから問い合わせが相次いでいる。

 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の島崎敢(かん)特別研究員(42)が作り、大阪北部地震の発生から2日後の20日、自身のツイッターで公開した。

 イラストの題名は「ちかづかないほうがよいかべ」。「ひびわれているかべ」や「つぎたしてあるかべ」、「せよりたかいかべ」といった絵に、ひらがなで説明が添えられている。

 東京都内に住む島崎さんには、7歳と5歳の娘がいる。大阪北部地震の発生後、他の保護者が「通学路を点検したいが、何に気をつけたらいいかわからない」と悩んでいることを知った。

 インターネットで検索したが、専門的な資料が多かった。そのため、子どもでもわかるイラストをと、20日に作成。自身のツイッターで公開すると26日時点で約3万回リツイートされ、学校やPTAの関係者から児童・生徒や保護者に配りたいという問い合わせが相次いでいるという。

 島崎さんは「親子で通学路の点検をすることに加えて、子ども自身が『揺れたらどうなるか』を想像できることが大切。危ない壁を迂回(うかい)したり、通る場合も壁の前で遊ばず素早く通るなど、リスクを減らすことができる」と話す。

 島崎さんは他に、災害時の瓦の落ち方などを説明した「瓦屋根編」、自動販売機が倒れる可能性などを説明した「その他編」も、今回の地震後に公開。いずれも島崎さんのツイッター(@shimazakikan)で見られ、誰でも自由に使える。(長富由希子)