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 橋の上で跳びはねないで――。サッカー・ワールドカップ(W杯)で28日深夜にある日本対ポーランド戦に向け、大阪市が注意を呼びかけている。阪神が優勝したときに大勢のファンが川へ飛び込んだことでも知られる道頓堀の戎(えびす)橋。今回のW杯で日本がセネガルと引き分けた25日未明に約500人のサポーターが跳びはねて、橋が揺れる騒ぎがあったからだ。

 「橋の上で喜びをわかち合ったらいい。『やったねー』ってみんなで握手しあったらいい。でも跳びはねるのは控えて」。吉村洋文市長は27日の定例会見でそう呼びかけた。「戎橋は多くの人が集まっても安全な構造。でも、500人を超える人が同時に跳びはねるのは想定に入れていない」と理由を説明した。

 大阪市建設局によると、戎橋は長さ26メートル、幅11~18メートル。江戸初期の1615年に架けられ、最近では2007年にリニューアルした。190トンの重さに耐えられる設計で、体重70キロの人が2500人乗っても橋の強度に問題はない。

 セネガル戦後に約500人が橋の上で一斉にジャンプしたところ、橋は大きく揺れた。市建設局は、高さ20センチのジャンプでかかる荷重を体重の1・5倍と試算。「橋が壊れることはない」とみているが、「他の通行人が転ぶなどしてけがをする可能性がある。ジャンプはやめて」と担当者は訴えている。(半田尚子)