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忠鉢信一記者の目

 思わぬところで、はっとさせられました。

 セネガルと2―2で引き分けて勝ち点を4に増やした日本代表の選手が、終わったばかりの試合の反省や、28日のポーランド戦に向けた抱負を語った直後でした。テレビ画面がCMに切り替わると、コカ・コーラ社のワールドカップキャンペーンのコピーが映し出されました。

 「4年もあったのに。」

 「あなたは、準備OK?」

 試合前に商品を買い忘れてしまい、ゴールシーンを見逃してしまうという仕立てのCMですが、大事な一瞬を逃さない準備という点で、W杯と重なりました。

 そこで思い出したのが、長友佑都のセネガル戦でのプレーです。1―1の同点に追いつく乾のシュートにつながった、見事なボールコントロールから方向転換の動き。あの場面、長友は相手守備陣の背後から走り込み、ロングパスを呼び込みます。走りながら小さくジャンプ。左足でボールをとらえ、相手の動きの逆をつくように、自分の体の右へボールを置きました。走り寄ってきた相手の2人はついていけず、ゴール前で日本のチャンスが生まれました。

 ボールコントロールをするときに、小さくジャンプしたところが重要です。ジャンプの間、地面からの反発力や摩擦の影響がなくなります。つるされた板にボールを当てても勢いよく跳ね返ってこないのと同じ事で、ボールを足で受けるとき大きく弾みにくくなり、コントロールに余裕ができます。宙に浮く間に全身の力みが抜け、次の方向転換を速くする効果もあります。相手を観察するちょっとした間も作れます。

 元日本代表の西沢明訓さんが1…

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