高円宮家の三女絢子(あやこ)さま(27)と日本郵船勤務の守谷慧(もりやけい)さん(32)の今秋の結婚が公表されてから一夜明けた27日午前、絢子さまは東京・大塚の豊島岡墓地に、守谷さんは普段通り丸の内の勤務先に向かった。2人を知る人は「どうぞお幸せに」と祝福した。

 この日は祖父の故三笠宮崇仁(たかひと)さまの月命日で、絢子さまは午前10時半ごろ、母久子さまと豊島岡墓地を訪れ、待ち受けた報道陣に車内から会釈をした。

 守谷さんは午前7時前に都内の自宅を出発。会社前で報道陣に「おめでとうございます」と声をかけられると、やや緊張した表情で立ち止まり、深く一礼して「ありがとうございます」と述べた。

 途上国の子らの教育・生活支援をするNPO法人「国境なき子どもたち」の理事を務め、マラソンやスキー、トライアスロンをこなすスポーツマン。絢子さまもスキーが堪能で、大学時代はサッカー部のマネジャーだった。関係者によると、2人は久子さまの紹介で昨年12月に出会ってすぐに意気投合し、都内の飲食店でデートを重ねるなど、交際を深めてきた。

 法人の寺田朗子(さえこ)会長(72)は守谷さんについて「今時珍しい、あったかくて爽やかな青年」と話す。母季美枝(きみえ)さんも法人の元専務理事で、2015年7月に亡くなるまでカンボジアで若い女性らの自立支援や職業訓練などに励んだ。守谷さんは母の死から半年後、「母が働いていた地へ」とカンボジアを訪れ、若い女性らが絹製品を作る様子などを見学。その後法人の会員となった。

 寺田さんは「すてきな2人が結ばれてうれしい。お幸せな家庭をつくっていただきたい」と語った。(緒方雄大、多田晃子)