ソウルで金鍾泌元首相の葬儀 中曽根元首相も弔辞寄せる

ソウル=牧野愛博

 23日に92歳で死去した韓国の金鍾泌(キムジョンピル)元首相の葬儀が27日朝、ソウル市内で営まれた。李洛淵(イナギョン)首相ら政財界関係者ら約200人が参加した。金氏と親交があった中曽根康弘元首相の代理として、長男の中曽根弘文元外相も出席した。金氏は故郷の忠清南道扶余(チュンチョンナムドプヨ)の墓地に葬られる。

 中曽根元外相は、高齢で出席できなかった中曽根元首相の弔辞を代読し、「日韓国交正常化の困難な交渉を、深い洞察力と大局的な判断で合意に導いた。両国民の心に深く記憶されている」と語った。中曽根元首相と金氏が軽井沢でゴルフを共にし、金氏が好きだったウイスキーのバランタインを飲みながら、政治や文化を語り合った思い出も披露した。

 李漢東(イハンドン)元韓国首相は弔辞で「首相を2度、国会議員を9期、政党の総裁などを4度務め、我が国の政治の発展に大きく寄与した」と金氏の業績をたたえた。(ソウル=牧野愛博)