「ナッツ姫」の父、地検が事情聴取 韓国の財閥会長

ソウル=牧野愛博
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 韓国のソウル南部地検は28日午前、大韓航空を傘下に収める財閥「韓進(ハンジン)グループ」の趙亮鎬(チョヤンホ)会長に対し、横領や背任の疑いで事情聴取を始めた。大韓航空が機内で販売する免税品の仕入れなどを巡り、仲介業者などから数百億ウォン(数十億円)相当の不当な利益を得ていた疑いがもたれている。

 趙会長は28日、記者団に対して「検察に全てお話しします。申し訳ありません」と語った。

 趙一家には最近、不祥事が相次いでいる。5月には、同航空前専務で次女の趙顕旼(チョヒョンミン)氏が暴行と業務妨害の疑いで、妻の李明姫(イミョンヒ)氏も暴行などの疑いで、それぞれ警察の事情聴取を受けた。今月に入ると、長女の趙顕娥(チョヒョナ)・KALホテルネットワーク前社長が脱税の疑いなどで税関当局に聴取された。顕娥氏は2014年にも米ニューヨークの空港でおつまみのナッツの出し方に激怒し、搭乗機を引き返させたとして有罪になった。(ソウル=牧野愛博)