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 米食品医薬品局(FDA)は大麻から抽出した成分で作った新薬を初めて承認した。難治性のてんかんの治療用で、今秋の販売を目指す。米国の一部の州では、娯楽や医療用として大麻の利用が認められているが、連邦法では禁止されている。今回の承認で、慎重だった米国の医療分野での大麻の研究が広がる可能性がある。

 承認されたのは、英バイオ企業GWファーマシューティカルズが開発した「エピディオレックス」。大麻に含まれる80以上の化学物質の一つカンナビジオール(CBD)を精製したもので、精神を高揚させるTHCという成分はほぼ含まない。500人以上の臨床試験を経て、難治性てんかんのレノックス・ガストー症候群とドラベ症候群の治療用として承認された。既存の治療薬と組み合わせることで、てんかんの発作が抑えられるという。6月25日に承認された。

 FDAのゴットリーブ長官は「重要な医療の進展だ」と評価しつつ「大麻やそのすべての成分を承認したわけではない」と述べた。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(ワシントン=香取啓介)