日銀6月短観は小幅悪化の予想 民間シンクタンク

柴田秀並
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 来月2日公表される、日本銀行の6月全国企業短期経済観測調査(短観)について、民間シンクタンク15社の予想が出そろった。代表的な「大企業・製造業」の業況判断指数(DI)の予想平均は、3月実績より2ポイント悪化のプラス22となった。実際に悪化した場合、2四半期(6カ月)連続となる。

 海外経済は堅調だが、原油高や米中貿易摩擦が輸出企業を中心に景気への下押し要因になりそうだ。先行きについてのDIも「(トランプ米政権が)保護主義的な動きに拍車をかけている」(ニッセイ基礎研究所)と心配する見方が多く、悪化しそうだ。

 「大企業・非製造業」のDIの予想平均は3月から横ばいの23。個人消費が力強さを欠いているためだ。野村証券の水門善之氏は「2020年東京五輪パラリンピック向けの需要で建設関連は好調で、非製造業の状況は強弱まちまちだ」とみる。(柴田秀並)

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日銀6月短観の民間予想

〈3月短観の実績〉

製造業 24

非製造業 23 

〈6月短観の予想〉

製造業 22(20~23)

非製造業 23(21~24)

※いずれも大企業。かっこ内は予想の幅。