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 現役大学生が創設した就活支援のベンチャー企業「POL」(東京都中央区)が、自分に合った奨学金を探せるサイト「LabBase(ラボベース)奨学金検索」(https://shogakukin.labbase.jp/別ウインドウで開きます)の本格運用を始めた。「学生目線」で返済不要の奨学金を中心に情報を集め、簡単に検索できる設計にしたという。

 サイト上で学年や専門分野などの条件を選ぶと、財団や基金など奨学金制度の中から利用可能なものが見られる。「詳細を見る」のボタンを押すだけで、運営団体のサイトや募集要項などが出てくるのが特徴だ。

 奨学金は、日本学生支援機構以外にも大学や自治体、企業、財団などさまざまな団体が運営しており、窓口がばらばらで調べるのに時間がかかる。一昨年、POLを創設した東大3年(休学中)の加茂倫明社長(23)は「『学生目線』でユーザーの代わりに情報を集め、超シンプルな設計にした」と話す。

 奨学金の返済が将来の負担にならないように、返済不要の奨学金を中心にネットで1件ずつ探した。現在の登録数は124件だが、奨学金の運営団体向けのページも設け、登録数を今後増やしていく。年内には奨学金に関する「口コミ」機能を追加し、運営側の情報だけでなく、奨学金をもらった学生側の情報も共有できるようにしたいという。

 一方、機構のサイトでも2016年1月から「大学・地方公共団体等が行う奨学金制度」のページ(https://www.jasso.go.jp/about/statistics/shogaku_dantaiseido/index.html別ウインドウで開きます)で機構以外の奨学金を一括検索できるようになっている。大学・短大の奨学金や授業料の減免制度のデータベースは約1万2600件にのぼるが、すべての奨学金制度を網羅しているわけではないという。

 奨学金情報の検索は、2012年に「スチューデントシップ」というサイトが開設されたが、現在はサービスを停止している。(見市紀世子)