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 サッカー・ワールドカップ(W杯)の韓国戦で、初の1次リーグ敗退が決まった前回大会覇者のドイツ。「ワールドカップ史上、最大の屈辱」「悪夢だ」。独メディアは試合結果を受けて、一斉にこう伝えた。

 ベルリン中心部のブランデンブルク門前に設置された大型スクリーンの前には、数万人のファンが集まり、試合を見守った。敗退が決まると、肩を抱き合って、涙を流す姿も見られた。

 ドイツチームのユニホームを着て応援していた会社員のマックス・ガードナーさん(32)は「世界ランクで1位だったのに1次リーグ敗退とはショック。韓国のディフェンスは完璧だった。ドイツは、戦術を一から見直さないと、将来がないと感じた」と話した。この日は非番だという警察官のトビアス・ポシュさん(27)は、顔にドイツの国旗を描いて応援にやってきた。「初戦のメキシコ戦で敗れてから、この日の苦戦は予想できた。ドイツは、チームのリズムが最後までかみ合わなかった」と言葉少なに語った。

 試合直後に公共放送ZDFのインタビューに答えたレーウ監督は「計り知れない失望だ」と話したうえで、辞任の可能性を問われ、「答えるには早すぎる。納得できる答えを出すまでには、もう少し時間が必要だ」と答えた。(ベルリン=高野弦)