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 絶滅危惧種のニホンライチョウの人工繁殖に取り組む富山市ファミリーパーク(富山市古沢)は、自然抱卵で孵化(ふか)を試みていた3卵が孵化できなかったと発表した。今月、同パークで生まれたヒナ3羽は順調に成育しているという。

 今年は昨年と同じペアで繁殖に取り組み、11個の卵を産んだ。そのうち、3個の卵は母鳥が抱卵していたが、予定日を過ぎても孵化しなかった。卵を調べると、無精卵か発育中止卵だと分かったという。

 自然抱卵からは孵化しなかったが、11個の卵のうち、いしかわ動物園(石川県能美市)に移送した卵3個を含め計6個の卵からヒナ6羽が孵化。20卵から3羽しか孵化しなかった昨年より孵化率は上がった。また、飼育している部屋に準備した巣で産卵、抱卵をしたため、適切な巣の環境も把握できたといい、来年度以降の繁殖に活用する。(吉田真梨)