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 熊本市動植物園(同市東区健軍5丁目)で27日、キンシコウの最年長パオパオ(オス、29歳)が死んだ。5日前に息子のシンシンが突然死しており、国内の動物園で唯一ここが飼育するキンシコウは3匹になった。

 パオパオは27日朝、寝室でうつぶせになっているのが見つかり、投薬などの治療をしたが、そのまま息を引き取った。人間の年齢でいうと90歳近く。約3年前から夏場に食欲が低下して弱っており、2日前から好物のスイカも食べなくなったという。死因は慢性胃腸炎。22日に死んだシンシンとは飼育部屋は別々で、「息子の死は関係ない」と園はみている。

 パオパオは1993年9月に中国の西安動物園から借り受け、熊本に来た。メスのヘンヘン(27歳)との間に6匹の子をもうけた。飼育担当者は「家族と仲良く過ごす一方、いざというときは威厳を示すお父さんだった」と話す。土日祝日の開園日に、2匹のための献花台を設ける予定だ。(柴田菜々子)