【動画】九州北部豪雨から1年、ドローンから見た被災地=小宮路勝、日吉健吾撮影
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 福岡、大分両県を襲った九州北部豪雨の発生から5日で1年を迎える。災害関連死1人を含む40人が犠牲となり、いまなお2人が行方不明だ。1千人超が仮設住宅などでの仮住まいを強いられており、かつての暮らしを取り戻せずにいる。5日は午前中から各地で追悼の行事が開かれる。

 記録的な大雨で川があふれ、福岡県朝倉市や東峰村、大分県日田市を中心に大きな被害が出た。大量の土砂や流木が住宅地にも流れ込み、家屋の全半壊は計1432棟。仮設住宅や、民間賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設」などでの生活を余儀なくされている被災者は、福岡県で423世帯1032人、大分県で43世帯94人に及ぶ。

 道路や主要河川では土砂や流木の撤去が進むが、本格的な復旧工事はこれから。土砂が崩落した斜面は山肌をさらし、流木が手つかずの谷も残った状態だ。

 豪雨で鉄橋が流失し、光岡(てるおか)―日田間(いずれも大分県日田市)が不通だったJR久大線は、14日に運行を再開する。一部区間で不通となっているJR日田彦山線は、復旧に向けてJR九州と沿線自治体の協議が始まっているが、再開のめどは立っていない。(江崎憲一)