出光、株主総会で経営統合説明「一日も早く成し遂げる」

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 石油元売り大手の出光興産は28日、東京都内で株主総会を開いた。昭和シェル石油との経営統合に反対してきた創業家側が賛成に転じ、来春をめどに経営統合する見通しが明らかになったばかり。経営陣は株主に対し、統合に関する創業家側との協議を再開したと説明したが、詳細は明らかにしなかった。

 総会に出席した株主らによると、事業概要の説明後、木藤俊一社長が「当社の大株主との建設的な意味での協議は再開している」と発言。「前向きに検討を再開したことは事実。一日も早く経営統合を成し遂げる」とも述べ、統合への意欲を示したという。

 ただ、創業家側が統合に合意したかどうかや、統合の時期については「現時点でこれ以上申し上げられない」と説明を避けた。株主からは「合併を成立させてほしい」「創業家がいろいろ言わず、若い人らに会社の未来を託すべきだ」といった意見が出たという。

 午前10時に始まった総会には307人(昨年は468人)が参加し、午前11時58分(同午後0時15分)に終了。取締役の人事案など4議案はすべて賛成多数で可決された。2006年に株式上場した時からの株主という自営業男性(63)は「速やかに統合して、国内外の石油業界の未来を担う企業になってほしい」と話した。