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 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設について賛否を問う県民投票に向けて、市民団体が集めた署名数は28日正午時点で、8502筆だった。5月23日の署名開始から2カ月間で有権者の50分の1(約2万3千筆)以上を集める必要があるが、4割に至っていない。

 市民団体「『辺野古』県民投票の会」が28日、県庁で会見して公表した。代表で学生団体SEALDs(シールズ)元メンバーの大学院生元山仁士郎さん(26)は「活動の広がりが足りず、予断を許さない状況。必要な署名数に届くよう頑張りたい」と話した。

 県民投票をめぐり、翁長雄志(おながたけし)知事を支える政党や労働組合は、投票結果に法的拘束力がないことなどから消極的だったが、現在はいずれも協力姿勢に転じている。会は今後、市街地での街頭活動を強化し、政党や労組内でも広げてもらう。

 署名集めの期間は2カ月と定められている。会は当初、有権者の10分の1(約11万5千筆)以上を集めたいとしていたが、米軍基地縮小などを問うた1996年の県民投票に向けた署名活動で集まった約3万4千筆を当面の目標にする。県民投票の実施には、有権者の50分の1以上の署名を集め、知事に県議会への条例案提出を直接請求する必要がある。(山下龍一)