富士フイルム、買収計画維持を強調 株主からは不満も

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 富士フイルムホールディングスは28日、東京都内で定時株主総会を開いた。助野健児社長は暗礁に乗り上げた米ゼロックスの買収計画について、法廷闘争などを通じて同社に計画の履行を求める姿勢を維持する考えを示した。総会終了後、出席した株主からは経営陣が従来の説明を繰り返したことへの不満も聞かれた。

 出席した複数の株主によると、経営陣は買収が米ゼロックスにとってもメリットが大きいと強調。買収に反対する米ゼロックス大株主との対決姿勢を鮮明にしたという。

 富士フイルムによると、総会は1時間49分(前年は1時間59分)で終了。出席株主数は560人(同843人)だった。取締役の選任など4議案を賛成多数で承認した。株主からは、経営陣の高齢化を問題視する質問も出たという。

 横浜市の主婦(49)は「米ゼロックスの買収計画は詰めが甘くて問題になったはず。このまま進められると言われても、納得感は得られない」と話した。