高円宮家の三女絢子(あやこ)さま(27)と日本郵船社員の守谷慧(けい)さん(32)の婚約が2日、内定した。宮内庁の加地隆治宮務主管が会見で発表した。結納に当たる「納采(のうさい)の儀」などを経て、10月29日に明治神宮で挙式する。お二人は午後、宮内庁で記者会見に臨む。

 高円宮家では2014年に次女典子さんが出雲大社権宮司の千家国麿さんと結婚したのに続く慶事。絢子さまと母久子さまは午前9時45分すぎ、車で皇居へ入り、報道陣らに笑顔で会釈。その後、御所で皇后さまに婚約内定を報告した。天皇陛下は体調不良で同席せず、皇后さまが陛下のお気持ちを伝えたという。

 守谷さんは、経済産業省の元官僚で日伯エタノール社長の父治さんと、NPO法人「国境なき子どもたち」元専務理事で母の故季美枝(きみえ)さんの長男。本人も同法人の理事を務める。出会いは昨年12月。季美枝さんと親しかった久子さまが引き合わせた。

 絢子さまは結婚で皇籍を離れる。女性皇族は現在14人。7人が30代以下の未婚者で、今後さらに結婚による離籍が進むとみられる。

高円宮妃久子さまの感想(抜粋)

 出会いからあまり時間が経っていないのですが、2人でしっかりと意思確認をしており、相性がとてもいいように感じます。ご家族での海外生活も長く、ご本人も留学と海外勤務を経験していらっしゃいます。また、ロンドンで活躍されていたおじい様の守谷兼義氏は里の父と同様、海外にて日本の戦後の復興のために真摯(しんし)に努力しておられた方です。

 そのように考えると、カナダへの留学を機に、国際交流の重要性に気づかれた宮様もお喜びと存じますし、2人の経験してきた様々なことが将来、国際交流や福祉、スポーツ、教育など宮様が大切にされていたことにつながっていくのかもしれません。

 私としてはご両親を存じ上げており、亡くなったお母さまの、深い愛情をもって世界の子供たちと接するお姿を思い出すと、そのお母さまに育てられたご子息はしっかりとした価値観をもつ優しい青年であろうと思い、結婚に賛成いたしました。良いご縁と喜んでおります。