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 厚生労働省が29日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月より0・01ポイント高い1・60倍だった。上昇は2カ月ぶり。1・64倍だった1974年1月以来、44年4カ月ぶりに1・6倍台に達した。

 有効求人倍率は求職者1人あたりに何件の求人があるかを示す。5月の有効求人数は前月比1・1%増、有効求職者数は同0・5%増だった。正社員に限った有効求人倍率は前月より0・01ポイント高い1・10倍で、過去最高を更新した。

 業種別の新規求人数(原数値)は製造業が前年同月比9・2%増だったほか、教育・学習支援業で同9・0%増、建設業で同8・8%増だった。

 総務省が同日発表した5月の就業者数(原数値)は前年同月比151万人増の6698万人で、過去最高だった97年6月(6679万人)を上回り、比較可能な53年以降の最高値を20年11カ月ぶりに更新した。増加は5年5カ月連続。

 男女別では男性が前年同月比58万人増の3746万人、女性が同93万人増の2952万人だった。年齢別では生産年齢人口(15~64歳)が同95万人増の5823万人、65歳以上が同56万人増の875万人だった。総務省は「人手不足で企業が求人を増やす中、幅広い業種で女性や高齢者の就業が増えている」という。

 一方、5月の完全失業率(季節調整値)は前月より0・3ポイント低い2・2%で、92年10月以来25年7カ月ぶりの低水準だった。完全失業者数は前月比21万人(12・2%)減の151万人だった。(村上晃一)

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