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 北九州市の私立高校2年の女子生徒(当時16)が昨年4月、登校中に首つり自殺をした問題で、いじめの有無などを調べるため同校側から委嘱された第三者委員会は28日、同市で調査報告書の内容を公表した。女子生徒の友人の行為の一部をいじめと認定したが、自殺との因果関係は否定した。

 同委は、女子生徒と友人とのLINE(ライン)上のやりとりを調べるなどして、自殺約1カ月前の終業式の日、友人4人が女子生徒を外して記念撮影したことなどをいじめと認定。その上で「いじめが自殺を生じさせた高度な蓋然(がいぜん)性までは認められない」とした。

 高校側はこの日、「報告書を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努めたい」とコメント。昨年5月には、緊急保護者会などで「いじめはなかった」との認識を示していた。

 女子生徒の両親も会見し、父親(41)は「疑問が解けたわけではない。事実を追及したい」と話した。代理人弁護士も「いじめが認定されたことは大きな一歩」としつつ、重要な人物への聞き取りが不十分などとして、福岡県に再調査を求める方針という。(村上英樹、新屋絵理)