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(28日、日本0―1ポーランド サッカー・ワールドカップ)

 2大会ぶりの決勝トーナメント進出をかけたポーランド戦。セネガルがコロンビアにリードを許している状況を受け、日本は0―1で負けているにもかかわらず、後半40分ごろから攻めることなくボールを回し続けた。セネガルが負ければ、フェアプレーポイントにより1次リーグ突破が決まるためだが、会場からは容赦ないブーイングが飛び、ネットでは賛否の声が分かれた。

 選手たちは戦術をまっとうした。後半終了間際に投入され、ボール回しの中心を担ったMF長谷部は「他会場の情報も入れていた。見ている方にはもどかしいサッカーになったけど、これが勝負の世界」と言い切った。DF長友は「難しい状況で、サポーターの反応も難しい試合だったが、最終的な僕たちの目標は前に進むこと」という。

 一方で、自力で突破が決められる勝ち点を狙わず、警告数の差のみで決勝トーナメント進出を狙う戦術に、ネット上の賛否は分かれた。

 BBC電子版は元選手が「最後の10分の両チームの行動は恥ずかしかった。決してW杯では見たくないものだった。茶番になった」とコメント。別のコメンテーターも「突破を決める方法として、もっとよいやり方があったのではないか」と疑問を投げかけた。

 元日本女子代表のFW永里優季はツイッターで「この戦い方、自分たちの(2012年)ロンドン五輪グループステージ第3戦の南アフリカ戦を思い出す」とつぶやいた。あえて2位通過するために引き分け狙いで挑んだ試合は批判も浴びた。「0―0で引き分けて決勝トーナメント進出決めて、最終的には決勝まで行ったわけだけど……結局は、結果論なのかな」