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 「あぜんとする」「勝利へのこだわり」――。サッカーのワールドカップ(W杯)で決勝トーナメント進出を決めた日本だが、終盤の戦いぶりには、各国から様々な反応が出ている。

 北アイルランド代表のマイケル・オニール監督は英BBCの番組で「指導者として、別の試合で何が起きるかに運命をそっくり預けるとはあぜんとする。日本が好きになっていたのに、正直、次戦ではボコボコにされてほしいと思う」と突き放した。

 英紙ガーディアン電子版では、大阪在住の英国人コメンテーター、ベン・メイブリーさんが日本語でライブブログを更新。「本当にギリギリのところでの判断だったね」と日本の戦術に理解を示したうえで、直前の監督交代劇にも触れ「3戦目で負けても良いほどの余裕まで持てたというのは、全く予想もしなかった。悔しそうな選手たちの表情も、勝利へのこだわり」とねぎらった。「フェアプレーで勝ち上がれたのも、なんとなく日本にふさわしい気もする」とも書いた。

 仏スポーツ紙「レキップ」(電子版)は、「後半30分まではさして面白くない試合に過ぎなかったが、残りの15分はあまりにみっともなかった」と酷評。「日本は決勝トーナメントに進めると考えて、10人でパス回しを始めた。結果、日本は予選を通過したが、栄誉は伴わなかった」と評した。

 60年ぶりにワールドカップ出場を逃したイタリアでは、コリエレ・デラ・セラ紙(電子版)が「フェアプレーの逆説」として、日本の決勝トーナメント進出での後味の悪さを伝えた。

 同紙は、コロンビアが得点したことで「すべてが変わった」と表現。日本は「失点を恐れ、延々とパス回しをして時間をつぶすことに決めた」と報じた。一方のポーランドにも「2点目を挙げる必要がなかった」と指摘。「先に進むためには免責されるのか……」と疑問を投げかけた。(ブリュッセル=下司佳代子、疋田多揚、ローマ=河原田慎一)